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『電子書籍は中古本で売却できない』というデメリットの本当の真実

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こんにちは!ヒデユキです。

今回の記事では、

『電子書籍は中古本で売却できない』というデメリットの本当の真実

というタイトルでお話してきます。よろしくお願いいたします。

 

電子書籍のデメリットとして「他人に売れない」というのが挙げられますね。

紙の本ならば、いらなくなったらBOOKOFFやメルカリなどで売却が出来ますが、電子書籍はそれが出来ません。

しかし、この電子書籍は売れないというデメリット・逆に言えば紙の本は売れるというメリットには若干の違和感がありませんか?

買った紙の本をすべて売るわけではないしね・・・

そこで今回の記事では『電子書籍は売却ができないということは、本当にデメリットと言えるのか?』ということを検証していきたいと思います。

 

紙の本は、売ればいくらか回収できる

電子書籍は物理的にものがないので、紙の本のように他人へ売却することが出来ません。

一方、紙の本は売却することができ、購入したお金をいくらか回収することが出来ますね。

ここに電子書籍と紙の本の違いがありそうです。

〇紙の本は、売却して購入費用を回収できる

✖電子書籍は、売却できず購入費用を回収できない

「電子書籍が売却できないというデメリット」の裏には、紙の本は売却していくらかお金が戻ってくるから、紙の本の方が実質的に安く買えるということがあるでしょう。

これは本当でしょうか???

ではまず、この費用面から「電子書籍は売れない」というデメリットは本当か?見ていきましょう。

 

「紙の本」と「電子書籍」の実質的な購入費用の差は?

電子書籍と違い、紙の本は売れるというメリットがあります。

これは先ほども言ったように、売却することでお金が戻ってくるためトータルかかる費用が安くなるということでしょう。

購入時の価格ー売却時の価格=実質的にかかる価格

紙の本を売却することで、↑の実質的にかかった価格が電子書籍より安くなるかを考えてみましょう。

これを考えるには当然購入時の価格も考慮しなくてはなりません

紙の本は(新品の場合)、定価でしか購入することが出来ません。

一方電子書籍は割引があることが多いです。電子書籍は(本によりますが)おおよそ20%OFFなどで買えます。セールなどを狙えば、50%OFF〜70%OFFで買うことができる本もあります。

紙の本 電子書籍
購入時 ✕ 定価 ◯ 割引あり
売却時 ◯ 売却可能 ✕ 売却不可

 

【実例】紙の本 VS 電子書籍

では一つの例を出してみましょう。

中田敦彦さんのYou Tubeでも取り上げられた『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
紙の本 電子書籍
購入価格 1,540円 1,381円
売却価格 700円
メルカリ手数料 70円
発送費 175円
実質価格 1,085円 1,381円

※売却価格はメルカリで実際に売れている金額を引用、
※電子書籍の価格はAmazonのkindleストアを参照しました。

本としては少し高めの1,500円ほどの本です。これがメルカリで約半額の値段で売れていました。手数料や発送費用が掛かるので、それらを考慮すると実質的に1,540円の本が1,085円で読めたことになります。

この本の例では紙の本に軍配が上がります約300円ほど紙の本の方がお得です。

 

では、つづいて『メモの魔力』

『メモの魔力』
紙の本 電子書籍
購入価格 1,540円 1,317円
売却価格 500円
メルカリ手数料 50円
発送費 175円
実質価格 1,265円 1,317円

ここでも若干ですが、紙の本の方が安く読めています。52円程お得です。

 

では最後に、『お金は寝かせて増やしなさい』

『お金は寝かせて増やしなさい』
紙の本 電子書籍
購入価格 1,650円 825円
売却価格 1,000円
メルカリ手数料 100円
発送費 175円
実質価格 925円 825円

ここでは、電子書籍の方が実質的に安く読めてます。電子書籍の割引が大きく、定価の半額で購入できるところが電子書籍に軍配が上がった理由でしょう。100円電子書籍の方がお得です。

 

ここでは有名どころの本3点を比較してみました。

電子書籍のメリットである「購入時に割引が効く」というもの本によって違いますし、紙の本がいくらで売れるかはわかりません。

なので結論『本によって違う』ということになってしまいますが、紙の本の方が安いこともあれば、電子書籍の方が安いこともあるということがわかったと思います。

しかしあくまでもこの比較は、紙の本を売却するという前提の上での話です。

当然売却しなければ、電子書籍の方が安く購入することができますね。

仮に売却したとしても、実質的には電子書籍とほとんど費用に変わりはありませんので、「電子書籍は売れない」というデメリットは微妙な気がします。

 

電子書籍を買わずに、借りて読むという方法

ご紹介してきた3冊のうち、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』と『メモの魔力』の2冊は、実は買わなくても読むことができます。

それは、Amazonが提供する読み放題サービスの対象となっているから。

Amazonは本読み放題サービスkindle Unlimitedを提供しております。月額980円かかりますが、約200万冊が読み放題となります。

上記2冊もこのkindle Unlimitedの対象となっているので、わざわざ買わなくてもkindle Unlimitedに加入していれば読むことができるんですね。

どうせ紙の本を買って売るのであれば、このkindle Unlimitedで読み放題で読む方が金銭的にもお得です。

あの有名本も読める!電子書籍読み放題サービスkindle unlimitedを解説こんにちは、ヒデユキです。 今回の記事では、 あの有名本も読める!電子書籍読み放題サービスkindle unlimitedを解説 と...

 

フリマアプリで本を売るのは大変だし手間!

紙の本を売ろうと思った時、BOOKOFFなどの古本屋に売るよりも、メルカリなどのフリマアプリで売った方が高く売れる可能性が高いです。

新刊ならば、発売されてからすぐにメルカリに出せば、定価の8割ほどの値段で売れている本もたくさんあります。

売っていくらか回収できれば、実質的な費用は電子書籍よりお得な場合もありましたが、この売るという手間は無視できません。

実際メルカリで本を売ったことがありますが、結構大変です・・・

フリマアプリでの本の発送手順

①出品作業(商品写真掲載・掲載文作成)

②購入者へご購入ありがとうございます!連絡

③梱包前に、念のため商品の汚れなどを確認

④商品の梱包作業(雨などによる防水対策など)

⑤商品の発送作業(コンビニまで持ち込み)

⑥発送後、購入者へ連絡

⑦購入者のもとへ届いたら最後のお礼メール

メルカリで発送するためにはこれらの作業をしなくてはなりません。

さらに問題なのは、1冊ごとにこの作業をしなければならないことです。

いくら紙の本は売却できる!としても、電子書籍との差額数百円のために、これらの作業をするか?ということを考えないといけません。

この作業をするのに1時間くらいかかってると思います・・

 

ほかの競合が多い・いつ売れるかわからない

フリマアプリなどに出品する場合、こんな問題もあります。

■同じ本を出品している人がたくさんいる

■いつ売れるかわからない

■売れなければ値引きをしなければならない

新刊などでも発売後すぐにメルカリに出品されていることが多いです。すぐに読んですぐに出品するという人がいるのでしょう。

その場合、8割〜9割ほどの値段で売りに出されていることが多いですが、同じようにしている人がいっぱいいるんですね。

競合が多ければ値段を下げなくいけなくなったり、いつ売れるかもわかりません。

心理的にも負担です・・・

 

古本屋にまとめて売ったら高く売れない

フリマアプリで1冊1冊売るのは大変だし、めんどくさい。

そんなときに思い浮かぶのは、大手古本屋のまとめて売れるサービスでしょう。

いらない本をまとめて店舗へ持ち込んだり、わざわざ店舗に行かなくても業者が家に集荷に来てくれるサービスもあります。

人気本や最新巻などであれば高く売れる可能性はありますが、そうでなければ10円とか20円で買い取りのこともあります。中には値段がつかないような本もあります。

こちらのBOOKOFFのサイトで、買取金額がわかるサイトが合ったので、先程紹介した3冊について検索してみました。(※店舗に持ち込んだ場合はまた買取金額が違うようです)

メルカリ BOOKOFF
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 700円 400円
メモの魔力 500円 150円
お金は寝かせて増やしなさい 1,000円 300円

メルカリと比べて手間がかからない分、古本屋での買取価格はやはり安いですね。

有名かつ人気本でこの金額です。これでも割引がある電子書籍と比べてトントンといったところ。もっと安い金額で買い取られた場合は、本自体を失った分、損かもしれません。

本当にいらない本をまとめて売って、ちょっとのお小遣いが貰えればいいくらいの程度のものでしょう。

リセールバリューの効果はなさそうです・・・

 

そもそもそんなに売らないでしょ?

これを言っちゃ元も子もない・・・という気がしますが、

『せっかく買って読んだ本をすぐに売ろうしますか?どれくらい売ったことがありますか?』

買った本全てを売っているわけではないでしょう。

割り切ってそうしている人もいるかも知れませんが、面白かったり印象に残った部分があれば手元に残しておきたいと思うでしょう。

本好きにとって、本を処分することはなかなか勇気がいること。本棚がいっぱいになってきて、どうしようもないから仕方なく処分する感じではないかと思います。

■超つまらなかった!絶対に取っとかない!

■かなり昔に読んで取っておいたけど、1回も読み返したことがない。内容も思い出せないし、今後も読み直さないだろう・・

これくらいじゃないと本をなかなか手放せないのではないかと思います。

どの本を処分するか選ぶのってめちゃくちゃ大変よ・・・

 

めちゃくちゃ当たり前のことだけど・・・

めちゃくちゃ当たり前の話で、言うのもバカバカしいですが・・・

紙の本は「他人に売れる」というメリットの反面、売ったら読めなくなります。

めちゃくちゃ当たり前じゃん!

そうなんだけどさ・・

『紙の本に比べて、電子書籍は他人に売れない』というデメリットに対しての違和感の正体はここにあります。

紙の本を売ったら当然、手元には本は残りません。しかし電子書籍は手元に残っています。1,000円で買ったとしたら、1,000円分の本が手元にあるのです。

単純にお金がどれだけ出ていったかという視点だけでなく、本が残るかどうかという視点も含めて考えないといけません。

電子書籍は、端末1台の中に数千冊を手元に残しておくことができます。

せっかくお金を出して買った本です。実質的な購入価格がほとんど変わらないならば、本が手元に残る電子書籍の方が有利なのではないでしょうか?

紙の本 電子書籍
購入時 ✕ 定価でしか買えない ◯ 割引あり
売却時 ◯ 売却可能 ✕ 売却不可
売ったら ✕ 手元に残らない ◯ 手元に残る

 

中古で買ったら電子書籍より安く済むのでは?

ここまでの話で、『電子書籍』と『紙の本』を比較してきました。

今まで比較してきた『紙の本』は、新品を定価で購入した場合です。

そこで、こんな反論が出てきそうです。

紙の本を中古で買ったら安く買えるでしょ!?

そ、、そうです・・・

BOOKOFFなどで中古本を買って読んだほうが安いでしょう。

当然定価よりも安く売っていますし、100円コーナーもそれなりに充実しています。読む本を選ばなければ、BOOKOFFにもいい本が売っていますからね。

ですので、中古本を買うという条件付きであれば、紙の本の方が安く読むことができるでしょう。金銭的には電子書籍よりもお得なことが多いと思います。

 

まとめ

ここまで『電子書籍は売れないのがデメリット』という主張が正しいかどうか、検証してきました。

■電子書籍は安く買える分売れず、紙の本は定価でしか買えないけど売れる。

■紙の本は売れるけど、手間が大変

■紙の本をどうせ売るなら、電子書籍の読み放題サービスkindle Unlimitedを利用した方がお得

■中古本を買って読む場合は、紙の本が安く済むかも

という話でした。

さらに、紙の本を売った場合は、

実質購入価格は電子書籍とあまり変わらないのに、手元からは離れてしまう

というデメリットが生じます。

紙の本を売っていくらか回収できたとしても、実質的にかかるお金は電子書籍と大して変わらないうえに、もう売った本は再度買わないと読めなくなる

というのが真実ではないでしょうか?

 

ということで以上!『電子書籍は中古本で売却できない』というデメリットの本当の真実』でした!